2012年6月

DigiOnSound5の周波数分析機能 (6月30日・土)


金曜日。女子会とやらで近所に住む妻の友人たちが事務所に集まったから私は居場所をなくして大川原高原に行ってみた。ふと思い立って低周波音を録音できないかと考えたわけである。オリンパスのICレコーダーVoice-Trek V-65の録音モードを最高音質に設定して。

ところどころで車を駐め録音してみる。エンジンを切った暗い道で一人じっとしていると怖くなる。何度か繰り返して頂上に着いた。ところが風車は1基も回っていない。風がない日は風車は回らないことを忘れていた。がっかりして山を下りしばらく近所のS氏宅でビールを飲み帰宅した。

そこからサウンド編集ソフトDigiOnSound5の周波数分析機能が使えるかチェック。灌頂ヶ滝で録音したデータや「響」の演奏曲などを読み込んで。FFTパラメータを64から最高の65536に設定して周波数軸をリニアからlog表示に変えると低周波成分のレベルが分かりやすくなった。

DigiOnSound5の周波数分析機能はある時間軸における周波数成分を表示するものだから大まかな判断材料にしかならないかも知れない。ICレコーダーの録音品質やwmaやmp3の圧縮形式の弊害もあるかも知れない。それでも簡易的な測定はできることが分かりちょっとうれしい。

日の峰 (6月28日・木)


昨日のことだが運転免許の更新に行く妻を送って免許センターに行った。一旦別の用事で徳島市内の2カ所に立ち寄ったものの時間が余った。免許センター近くまで戻り思い立って車で山の上に行った。日の峰と言う。中学時代は自転車でアマチュア無線をやりに行ったことがある。

山頂に駐車場があり徳島市の方を向いている。夜景スポットであってデートスポットである。東京時代に妻と一度昼に行ったことがあるような気もする。その前に行ったとすれば1996年頃までだろう。実のところ何度か女の子を乗せて夜景を見に行ったことがある。

ただしここはのぞきスポットでもあるらしい。確か徳島東警察署の方から聞いたのだと思う。木に登り車の正面から車内をのぞくのだそうだ。ときどき捕り物が行われると聞いた。それでも好き者がいるのだろう。茂った木の枝に隠れれば確かに真正面至近距離から車内が見える。

1990年代半ばに女の子と一緒に行った記憶にあるのは深夜ビールを飲んでいていつの間にか寝てしまい朝になり清掃奉仕の方々の声で目が覚めたときだ。正直に告白するが日の峰から小松島側に下りたラブホテルをよく利用していた時期もあった。昨日通ったら休業中のようだったが。

風力発電勉強会 (6月27日・水)


NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミー主催の勉強会で風力発電が取り上げられるというので参加してきた。ここの理事である地元の友人N氏が説明するのだが一部は私からも説明。その前の1時間は地元の一般社団法人が自然エネルギー全般への取り組みを紹介して。

私がまず説明したのは水源が影響を受けないか心配だという点。持って行っていたネットブックをプロジェクタに繋ぎGoogle Mapで見てもらいながら。次に低周波音。海外では民家と3.2km話すべきだと言う研究者もいるらしいが私は当初あまり気にしていなかった。

でも月曜に音響工学が専門の母校の教授にメールした。私の3歳上だかで私が学部生のとき博士課程の院生だったT屋氏。彼によると音の減衰は周波数の2乗に比例するから低周波音は減衰しにくいと教えてくれた。100Hzで波長は3.4mもあるから壁で防音するのは無理だということも。

さらに空気密度の高い方に屈折するので地表が冷える冬は上空に向かった音も下りてくる。北風に乗ればさらに遠くまで届く。そんなわけで調査地点が1カ所だけでは環境影響評価はできないと思うようになった。気候によって変わるのだから季節や時間を変えて調査すべきだ。といった話を。

灯油 (6月26日・火)


実は灯油が余っている。上勝は山の中にあって私が住んでいるあたりは標高約220m。さほど高いわけでもないが季節を通して空気は十分に冷たい。例年11月から5月のGWぐらいまでは石油ファンヒーターを使っている。1年の半分以上が冬という趣だ。

でも4月にポリタンク2缶に給油したのは間違いだった。当時はまだ寒くそれまでのペースを踏まえれば必要な量だと思ったのだが当然のことながら気温は徐々に上がるわけで5月に入るとファンヒーターを使うことはなくなった。5月下旬にはエアコンの除湿機能を使い始めたほどであって。

灯油が入ったまま放置していたポリタンクを先日整理した。いくつかあるポリタンクに少しずつ残っていた灯油を1本に集めたのだが合計4Lぐらい残っている。ファンヒーターのタンクからも抜いたがどうしても残った灯油は昨日と今日で燃焼させた。

今日は意外に涼しくて窓を閉めたままでファンヒーターを使っても暑くなることもなかった。さて残った灯油をどうするか。地元の何人かに訊いて阿波晩茶を煮るのに灯油を使うというから提供しようかと。夏の暑いときになる。とりあえず一夏を越さず使える用途を見つけてホッとしているところ。

鳴門渦潮高校校歌録音と鳴門あれこれ (6月24日・日)


朝8:53出発。この4月に統合されて誕生した鳴門渦潮高校撫養キャンパスに行った。旧・鳴門第一高校。私には鳴門商業高校と言った方が通りがいい。目的は2月に録音した校歌の取り直しである。録音を聴いた作曲家がピアノ伴奏の音が違うと言ったのだとか。

ピアニストが楽譜を読み間違うとは思えないので手書きの楽譜をコンピュータに入力するときに間違ったのではないかと皆で推測した。朝10時からの演奏で声が出るわけがなく練習から始めて何度か歌って終わったのは11時過ぎ。終わってみればきちんと歌えたのかやや不安。

さて今日は勝浦川北岸から末広大橋そして阿波しらさぎ大橋経由で行ったが57分ぐらいで着いた。実家に行ったとしても58分ぐらいで行けたと思う。55号から11号を経由するより5分ほど早いと思う。今日のルートは1車線が多いから事故があったら不安だが意外に使えそうだ。

録音が終わり実家に寄ったが母は東京の弟宅に行っていて留守。そのまま徳島ラーメン「いのたに」に行って昼食を取り散髪も。はっきり言うがいのたに鳴門店の味は今までで最低だった。下の先がピリピリもした。帰りは八万でU氏に会って諸々。17:00頃帰宅。

上勝町は東京電力を提訴しない (6月23日・土)


先日書いた件。上勝町が東京電力に損害賠償を求める民事裁判を起こすことはなくなったらしい。国からの交付金に損害分が含まれていたことが分かったからだと報道にある。一方で第3セクターは遺失利益などの損害賠償を単独でも求めるらしい。

この報道がある前に偶然話をした町会議員さんに町が提訴をするのはおかしいのではないかと訊いてみた。ところが当初おが粉を購入したときの放射能の暫定基準値がホダ製造後には引き下げられたらしい。だから3セクと町の言い分にも一理あると。そのことを私は知らなかった。

金曜日はこの件で町議会を傍聴するつもりだったが興味をなくしたので止めた。3セクが単独で提訴することの是非についてはよく分からない。このことに関心をなくしてしまった。ただ提訴をするときには記者会見をすると言っていたことをメディアの方から聞いている。

事実については整理して発表して欲しい。基準値が下がったことは重要な点だが先日会いに来てくれたメディアの方も認識していなかったはずだ。「一義的には東京電力が悪い」と答えていたインタビューも見たが一義的な責任は危機管理ができていなかった会社側にあるはずだ。

山口と香川のUstreamer (6月22日・金)


木曜は山口県と香川県からお客さんがやってきた。山口のぶるまん氏は長門市でUstream番組を配信している。妻が以前スカイプ出演したことがある。香川の方は大学の先生であるN氏。以前一度訪ねてきてくれた。さらに香川在住の作家だという女性ruimamaさん。

ぶるまん氏は月曜あたりに香川に来て各地のUstream番組を見学していたらしい。延々と道中もUstream配信している。香川から上勝に向かう道中もチェックして鳴門の「あらし」がいいよとか上勝への道順を書き込んだり。これぞソーシャルネットワークツーリズム。

彼らが上勝に着いたのは想定時刻より1時間半ほど遅くなり近所の高鉾建設酒販事業部でお酒を買い射手座造船所に案内してから宿泊場所である「くるくるハウス」の鍵をNPOで受け取り大川原高原に風車を見に。でも大雨で雲の中。1基の根本から辛うじて見えただけ。

夜は温泉で夕食を取り「くるくるハウス」で宴会。地元のT氏が夫婦で参加。上勝TVのまりりんも。この日はあちこちでUstream配信が行われていてみんな画面を見ながら。24時過ぎに解散し飲まなかった妻の運転で帰宅。翌日も神山に向かう道中をUstreamで見たり。

従兄弟と徳島 (6月21日・木)


水曜。我が一族の本家の長男がやってきた。私の3歳年上。鳴門の農家で今は鳴門金時イモを作っている。私の父の葬式で30年ぶりぐらいに挨拶して以来ときどき連絡が来て会うようになった。東京時代も東京に行くからと2度か3度会った。ちなみに独身。

競艇やらパチンコが趣味だったがここ数年は温泉巡りが加わり最近はお遍路をやっていると言う。徳島と香川を回りきり別格寺にも行き始めて今回は上勝の慈眼寺に来たついでに月ヶ谷温泉に入って我が家にも寄ったというわけ。そのまま彼の車で徳島に飲みに行った。

前に会ったのは2年前らしい。鳴門の消防団の後輩を連れて月ヶ谷温泉に来た帰りだった。聞けばこの2年間さまざまな体調不良で方々の病院通いをしていたらしい。それで60歳までにハーレーに乗りたいと思うようになり練習がてらお遍路をバイクで回るようになったのだとか。

しかも病気がきっかけでタバコを止めパチンコ屋にも行かなくなったと。信じられん。お遍路の方はお経を読むこともなく単なるスタンプラリーようのだが彼の変わりようにちょっと驚き。この日は彼の馴染みの居酒屋とスナックをはしごして私たちは金比羅タクシーで24時過ぎに帰宅。6,150円。

上勝町議会の傍聴 (6月20日・水)


9:50に近所の友人が来て妻も一緒に役場に行った。人生で初の体験なのだが町議会を傍聴してきたのである。開会直後に入場して2Fの傍聴席に座った。通路を挟んだ隣には徳島新聞のY記者。彼も含めて10人ぐらいいただろうか。普段になく傍聴者が多かったらしい。

目的は風力発電について町の考えを聞くことだった。受付に置いていたA3用紙13枚に渡る質問の内容が記されたペーパーによると8人の議員中3人が風力発電に関する質問をするようだ。午後の風力発電に関する質問を聞き終えて議場のあまりの暑さに閉口して退席した。

さて町長の回答を要約すると風力発電に問題が多いことは認識しているらしい。各地で失敗している例が多いことも知っている。ただそれらの例は環境影響評価を行ってこなかったからだと考えているらしい。上勝では事前調査を行ってその結果に基づいて判断すると。

水道水源に何らかの影響は出るだろうとも言った。その上で問題が起こっては困ると認識しており万一の場合に備えて事業者とは対処に関する覚書を交わすとも。さすが町長は住民の健康に留意し誠実に答えたと思う。ただ楽観的過ぎる。田舎の人の良さが仇にならなければいいのだが。

妻の誕生日と花 (6月19日・火)


この日記はあくまで日記であって私の備忘録である。だから誰かに何かを伝えようという目的は二の次で自分のための記録領域だ。なので基本的にそのときどきで関心がある個人的なことを書いている。あるいはその日1日で最も印象深いことなどであって・・・。

実は今日は妻の誕生日だった。今年は妻を含む地元の仲間たちが私の誕生日祝いをやってくれたりしたので何かしようかなという気になった。それで日曜の合唱祭に出演した帰りに中学の同級生が経営する徳島市末広にある花屋さんポージーを訪ねて配達を依頼していた。

今日は午後NHKの取材があったので配達は夕方に指定していたのに台風だからとヤマト運輸は13時頃に配達してきた。それは構わないが妻に花を贈るなど初めてだと思っていたらちょうど10年前ニューヨークに語学留学していた妻に花を贈っていたらしい。すっかり忘れていたのだが。

午前中には「傍示テニス部」の皆さんからも花をいただいていた。持ってきてくれたのは同じ移住仲間のN嬢だ。夜には近くの仲間3人がウクレレを弾きながらケーキを持って訪ねてきてくれた。ありがたいことだ。多くの仲間たちに囲まれて妻も私も感謝している。本当にありがとうございます。

苫米地氏と上祐氏 (6月18日・月)


オウム真理教が引き起こした事件の犯人が先週までに全て逮捕されたと話題になっているがこのタイミングで日曜のテレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」のゲストは元オウム真理教広報部長の上祐史浩氏だった。彼と面識はないが1995年当時に驚いた話があるので記録しておく。

間にいるのは苫米地英人氏。今では数多くの本を出しファンも多い脳機能学者だが地下鉄サリン事件以後オウム事件が騒がれていた頃に私はよく話をしていた。徳島大学の助教授から転じてJ社の社員だったからだ。後に基礎研究所所長という立場になる。

彼は米国の著名な大学でコンピュータサイエンスや心理学を学んだが日本の大学に英語ディベートを持ち込んだ人物だと聞いていた。大学の英語ディベート大会の総理大臣杯の上に苫米地杯があると当時J社の社長から聞かされていたが本当かどうかは知らない。

驚いたのはその英語ディベートにおいて苫米地氏の愛弟子が3人いて1人が上祐氏だったというもの。そしてもう1人が当時J社の社員であった私と同い年のA氏。苫米地氏とA氏から直接聞いた。だからどうしたという話なのだが当時身近にいた人の上祐氏との繋がりにあまりに驚いたもので。

徳島県合唱祭 (6月17日・日)


上勝を出たのは11:45頃だった。12:45までに徳島市文化センターに着いておく必要があったので多少焦った。でも渋滞もなく懸案の駐車場にも空きがあって余裕で間に合った。そして12:45から15分だけ受付でチケットのもぎり。S先生と大学事務のN氏の3人で。

15分だけだったが知人4人ほどがやってきた。まず高校の先輩で現在は徳島北高校の音楽教師Y氏。高校の合唱部で一緒だったO浦氏は30年ぶりに会ったはずなのに軽く挨拶だけ。3月に再会したミュージカル仲間H見嬢。娘さんの出演を見に来た中学の後輩R嬢は母上と一緒。

さて演奏したのは3曲。「かもめ」は音も簡単だし歌詞もソロに続けばいいので易しい。「Linden Lea」は今年のコンクール課題曲で英語の歌詞を覚えるのに難儀したが4月に大阪でも歌っており平気。問題だったのは3曲目。徳島県合唱連盟50周年記念の委嘱作品「歌声に包まれたなら」。

ポップス調の曲を5部合唱で歌う。同じように繰り返す曲の歌詞が曲者。大阪でも歌ったのだが直前練習で間違って。そして本番でも別のところの歌詞を間違えた。最後の方でも間違った人がいて。最後にフリを入れて会場は受けたが何とも情けない演奏になった。すみません。

上勝町が東京電力を提訴する (6月16日・土)


上勝町と第3セクターの上勝バイオが東京電力に損害賠償を求める民事訴訟を町議会の承認を経て起こすそうだ。上勝バイオはしいたけ栽培用のホダの製造会社。福島から購入した原料のおが粉が放射能汚染していたため再調達した原料費や売上減になった損害の賠償を求めるらしい。

13日以降徳島新聞に読売毎日産経で報じられ四国放送や毎日放送も報道している。ツイッターではそれらのニュースなどがリツイートされて凄まじい勢いで情報が拡散。上勝関連で過去最大のニュースになっている。多くのツイートが東京電力憎しで上勝を応援する意図のようだ。

でもこの提訴は変なのである。国の暫定基準値を下回る放射能レベルで返却しても勝訴は見込めないというツイートも見た。それより上勝バイオは原料購入時点で放射能汚染を知っていたのである。だから放射能汚染を告知した原料メーカーを提訴できず東京電力を相手にするのだろうが。

知っていて買ったけど出荷前に取り止めたので原因を作った会社に賠償して欲しいとは虫が良すぎるように見える。これではチンピラの難癖だ。上勝町に常識はないのか。社長を取材したメディアの方とも話をしたがこの状況には呆れている。22日にあるらしい町議会での審議を注目したい。

「自然エネルギーは地域のもの」 (6月15日・金)


そう言えば先週水曜。午後ツイッターの中に上勝町長が参加するシンポジウムの情報を見つけた。東京都世田谷区の保坂展人区長がツイートしていたのだ。それがUstreamでも配信されている。何と最後の方には飯泉嘉門・徳島県知事も登壇するらしい。慌ててUstreamを見始めた。

シンポジウムは「自然エネルギーは地域のもの」。太陽光や風力による発電電力を販売した収益は地域に落とす仕組みを考えようというものだったらしい。最後にプログラムにはないが徳島県佐那河内村長がマイクを持ってそのような話をしていた。なるほど一見素晴らしいことのように見える。

でも最後まで聞けなかったことは風力発電の建設予定地が持つ不安や懸案への対策である。あるいは建設を進める上での対話なり方法論である。我が地区が建設予定となり私は不安だ。上勝はまだ真っ当だが隣の神山町では説明会の案内すら住民に当初されていなかったぐらいで。

神山町の情報公開の姿勢は酷いがそれより我が町の町長が自然エネルギーを自前で得るために前のめりになっているのが気にかかる。「そして住民が住めなくなった」とならないための確たる証拠が欲しい。経済のために自然を壊し人が住めなくなったら元も子もなくなる。

メディアの2人と情報交換 (6月13日・水)


火曜日。メディアの2人と徳島で飲んできた。白神歯科に車を置かせてもらい創立記念パーティで「響」が演奏したことがある一番町の「むらた」。大手新聞の元徳島支局長K氏が東京から取材に来るというので関西のテレビ局徳島支局長K氏も一緒に。こちらのK氏は奥さんとお子さんも。

奥さんとお子さんは食事を取って帰ってから店のテレビでやっていた日本対オーストラリアのサッカーの試合が気になりながら情報交換。風力発電の問題についてはさすがにメディアの人は詳しくて山に作るべきではないと。特に上勝のイメージを壊すのだから町は慎重であるべきだと。

さらに話題は徳島の県政と経済。ここには恐ろしくて書けない凄いスキャンダルを聞いてしまった。秋に向けて国民文化祭関連の情報は注視しておくことにする。知事は次期知事含みで中央から副知事を連れてきているがどうなのだろう。県民から出す方がいいという意見もあるらしい。

さらに話題は被差別部落問題やテレビ局のエセ同和対策に電力会社の体質とメガソーラーの問題。偶然お店にいた通信社の支局長も合流してあれやこれや。メディアの方のオフレコ情報は面白かった。私の代行を待つ間に駅前のバーでまた飲んで24:30過ぎまで。この日は鳴門泊。

テニスと会合とiPad (6月11日・月)


日曜は午後からテニス。皆で集まったのは先日の大会以来。大会で優勝した役場の若者も初参加で合計8人。ちなみに4月に転職してきた彼は愛媛の大洲市出身とか。美しい肱川が流れドラマ「東京ラブストーリー」にも登場した。私が好きな町だ。そんな雑談も少し。

最初は風が強かったが暑く少し打ち合っては休憩。そうやって8人が回していって後半に試合。4チームでN氏と組んだ私は3位。みんなから指摘されたが私は大会のときの良さが全くなくなっていた様子。あまり考えずにプレーしたからだろうか。結局のところまだまだ下手ということだ。

終わって夜は地元の小さな会合で風力発電の話をした。合計9人だったか。結局のところほとんどの人は風車病のことや巨大さやゴミ問題や経済的仕組みのことを知らないわけだ。私にしたところで理解していることは少ない。皆で情報交換しながら勉強するしかないと思う。

さてその際にGoogle Mapで地図を見てもらおうとネットブックを持ち込んだ。ところがテレビが最新式で接続端子がHDMIのみ。ネットブックはアナログD-sub15。結局iPadからHDMIに出して見てもらった。この顛末をツイートしたらPCにHDMIがない方が問題だと言われた。確かに。

上勝TV第19回 (6月9日・土)


上勝TV第19回の配信を終えた。今回のテーマは町内に昨年誕生した一般社団法人地職住推進機構。車に乗れなくなって買い物難民になったお年寄りの買い物を代行したり上勝の急峻な山を利用した小水力発電を推進するといった仕事をしている。そこの若者2人がゲスト。

最近私が電力について勉強していたのは風力発電への懸念もあったがこの小水力発電に興味を持ったからでもある。30万円〜50万円でも機械を設置して発電ができれば楽しいと思う。電力会社に電気料金を払わなくて済むのである。今のところそれほどの発電量はないのだけれど。

今回の上勝TVは前回に引き続きパーソナリティを妻とまりりんが担当してイマジンとるぱんはお休み。さらに配信担当も今まで18回に渡り担当してくれたまーくんではなくnodaさんにお願いした。皆サラリーマンなので1人に依存し過ぎるのは危ないので。

nodaさんは金曜午前に機材は全てセッティングしてテスト配信もやってみて今日19時過ぎから改めて準備。カメラが変わり操作が難しくなったのでT氏は苦労したと思う。いつもより堅い内容だったがそれも良し。最大同時視聴54は前回と同様。暑くて疲れたのだが今月も終わってホッとした。

風力発電の建設地 (6月7日・木)


朝9時に集合して有志で上勝と神山の町境の尾根に行ってきた。風力発電が計画されている尾根だ。役場の裏から勝浦川沿いに走り途中の雄中面(おなかずら)から北を目指す。民家がなくなると道はダート。しかも落石がゴロゴロ転がる悪路である。1速固定の10km/hで慎重に。

尾根に上がり左折するとテニスコートが何面も取れそうな平地があった。最近整地されたようだ。ここは風車の建設地だろうか。さらに奥に進み車を置いてしばらく歩くとまた整地された広い土地が現れた。2016年着工で住民への説明会もないままに工事が進んでいるということか?

帰りに鉄塔があり確認すると何段か横に鉄棒が伸び両先に小さな風車が付いていた。風速計のようだ。合計10個の風車があったと思うが回転していたのは2〜3個だったか。故障しているだけだろうが風力発電の直径100mもの羽も落雷などで頻繁に故障するらしい。大丈夫だろうか。

帰ってから改めて地図を見ていたら既にある稜線の道路が我が地区のあたりだけ町境より上勝側に最大400mぐらい寄っている。その道路は水道水源と距離が数百メートル。これはまずい。町がこの状況を把握していない訳はないが私は不安だ。水源に影響は出ないのだろうか。

子供時代に泣いた理由 (6月5日・火)


なぜ子が泣くかというテーマで友人と話をした。その友人の子が前に同行のおじさんに買ってもらったソフトクリームをはしゃぎすぎて食べる前に落としてしまったことがある。そのとき大泣きして結局おじさんは同じものをもう一度買ってくれてそんな話の中で私のことを思い出した。

私がまだ3歳か4歳の頃。後に母から教えられたのだが岡山にある鷲羽山あたりの温泉に行ったときのことだと思う。その頃は弟は生まれておらず両親と3人だったか別のシーンで母方の親戚も一緒にいたから何家族かで旅行したのか。それは別のときだったかも知れないが。

私の記憶にあるのは温泉の大浴場で泣いたシーンだ。大浴槽に向かって右端の洗い場でいたのだが左端にある石鹸を取ってきてと父に言われて取りに行った。でも石鹸を取って父のところに戻る途中に転んだ。そして浴槽にいた別のグループ3人ぐらいに声を掛けられて泣いたのだった。

転んで痛かったかどうかは覚えていない。でもおじさん3人に「ボク大丈夫か」か何か声を掛けられて恥ずかしかったことを覚えている。あれは恥ずかしくて泣いたのだと思う。だからソフトクリームを落として泣いた子も私たちに注目されたことが恥ずかしかったのではないのかなと。

自然エネルギーに関する友人の情報 (6月4日・月)


昨日書いた電気自動車リーフに小水力発電から充電する話について日産自動車の友人EIKにメールをしておいたら返事が来た。彼は社内の分厚い社員電話帳でゴーンCEOと同じページに載っているんだと自慢していたトップエンジニアの一人らしい。昨年は上勝にも遊びに来ていた。

彼によると自然エネルギーによる過剰発電には緩衝機構が必要で送電網に組み込むためには数兆円かかるそうだ。スマートグリッドを構築しようという電気自動車は社会のエネルギー効率を革新するプロジェクトだとまた自慢してやがる。母校の研究者の実証実験についても教えてくれた。

一方で徳島の若いコンサルタントFたんは佐那河内村の水力発電で充電したリーフで走っていたとFacebookに書いてきた。私は大学で電子工学科を卒業したものの強電分野は全く分かっていない。改めて勉強し直さないといけないと思っていることは昨日も書いた。

ツイッターでそんなことを書いていたら「響」の仲間で現役の工学部生N君が本を推薦してくれた。大学の教科書だが分かりやすいと。早速アマゾンで買って読み始めている。桂井誠『基礎エネルギー工学 (新・電気システム工学)』(数理工学社)。人力は200〜400W相当だそうだ。なるほどぉ。

日産リーフと小水力発電 (6月3日・日)


Facebookに書いた内容だがこちらにも書いておく。土曜日は日産自動車の販売店を訪ねた。電気自動車リーフのCMでリーフから家庭用2日分の電源を供給できると言っているのを見て興味を持ったのだ。実際には販売店に情報はなくカタログをもらってきただけだが。

上勝町は施策として小水力発電を推進している。既に出力300Wレベルのマイクロ小水力発電が何カ所かで行われており電気自動車を組み合わせたら面白いと思いついたわけだ。小水力で発電し蓄電した電力をリーフに充電して走行し必要に応じて家庭用電源にする。

今のところマイクロ水力の発電量が小さすぎて難しそうだがこの夢物語の技術は全て出揃っているように見える。現在のところ小水力発電の電力は売電はできず配電盤に組み込むこともできないらしい。でも、リーフ用に開発されている機械に繋げばこれが解決できるような気がする。

リーフの価格は補助金を使っても300万円を超えるし周辺の機械や工事費もまだ高い。でもこういうことが実現すればガソリン代も電気代も払わずに生活できる。少なくとも原子力発電による電力を使わなくても済む。もう少し勉強しないとと思っているところ。

アースデイ神山 (6月2日・土)


上勝の北隣にある神山町に行ってきた。4年前に私たちが移住しようと何度も訪問していた町だ。前に行ったときは徳島を経由して大きく遠回りしたが今日は峠を越えてみた。自宅から大河原まで25分。佐那河内に下りて45分。神山の会場近くで車を止めるまで合計ちょうど1時間。

目的はアースデイのイベント。2年前にも行った。アースデイとはWikipediaによると地球環境について考える日として提案された記念日とある。物質文明や経済優先社会に疑問を持つライフスタイルを持った人たちのイベントのようでアフリカやアジアを想起させるファッションの人が多い。

音楽や売られている食べ物やアクセサリーもエスニックでそれらは心地いいが何となく私は場違いな感じ。目的の一つは上勝−神山の尾根に計画されている風力発電に反対する神山側の人と情報交換することだった。でも私は既に妻が情報交換していた人とご挨拶だけ。

神山在住19歳の聡明な女性のライブ演奏も聴いた。4年前に話を聞かせてくれた神山に移住した女性とも4年ぶりにご挨拶。ツイッター仲間R氏やM氏らも。あるいはPのKさん母娘やN氏家族。帰りは素直に徳島経由。夕食は思い立って小松島の「えびす丸」で魚三昧。

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© 2012 Takashi INAGAKI