徳島男声合唱団「響」第10回定期演奏会
白神直之追悼コーナーでのスピーチ原稿
(2025年5月5日/あわぎんホール)
同級生ですので、これまで通り呼び捨てにさせてもらいます。
白神とは、中学1年からの付き合いでしたから、思い出はいくらでもあるんですが、響について言えば、例えば、この、15年前の全国大会のとき、この年、白神はお父上を亡くされていて、泣きながら指揮をしていたのを覚えています。それを見て、私も声が震えました。
このときは、「響」と全く同じ曲を演奏した東京の超有名な男声合唱団がありまして、数日後に私は、こう記録しています。
<あちらは東京のスマートさがあり「響」は田舎の合唱だと今日の練習で白神が言った。でも泣けるのは「響」。私はやっぱり感情を前面に出した「響」の演奏の方が好きだ。技術がない私にも演奏の感動を与えてくれた白神に感謝する。>
ちなみに、次のステージの7曲目は「母に捧ぐ」とあります。白神は、この曲好きなんよ、と言ってましたが、今日指揮をする佐伯先生は、つい先週、お母上を亡くされたばかりで、あのときの白神のように涙を流しながら指揮をするかも知れません。私たちの声が震えたら、そういうことだとご理解ください。