[色者(しきしゃ)のぼやき] 第36回

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「第50回徳島県合唱祭」

日時:2009年6月21日(日)
場所:徳島市文化センター

この日の色者のスケジュールは、朝から本業の講演会(いわゆる勉強会)があり、先にそちらに顔を出してから、午後からの本番にそなえ会場の文化センターに入った・・・結構バタバタだった。

「響」の今回の“出し物”は、Joseph Jenningsの編曲による黒人霊歌のメドレーである。CHANTICLEERのコーラスシリーズの中のひとつであるが、混声バージョンになっているのをそのまま、各パートにふりわけて歌った♪・・・苦しい部分もあったが、やはりトップテナーを中心に“役者ぞろい”で、結構ハマッて歌えたのではないかと思う。

曲の内容は、Where the sun will never go down 〜 Ain't-a that good news〜 Good news 〜 Swing low sweet chariot 〜 I got shoes の、以上5曲であった。黒人の魂の叫びやリズム感を表現するには、楽譜の上に書かれてあることだけやったのでは絶対に不十分である感じる。かといってやりすぎては内面的なことがおろそかになりがち・・・そのあたりのバランスがむずかしかったように思う。ふりつけは極力おさえたつもりであったが、みんないったんノリノリになってしまうとトコトンやってしまう・・・響らしいところではあるが、まあ中途半端になるよりはマシなので、それはそれでよかったかと♪

今年の合唱祭は、30団体も参加があり、とても盛況だったように感じる。「響」も創団以来この行事にはずーっと出ているわけであるが、最近は年間行事の“ウォーミングアップ”的な位置づけになっているようなかんじが色者自身していたのである。しかし合唱祭には、年間でこのイベントだけに参加している団体もあり、その団体の気合いの入りようを考えると「響」もきちんとした演奏をやらないといけないなぁ〜と、少し考えさせられた。

ただ穿った言い方をすれば、われわれ「響」に多大な期待?をかけていただけるファンのみなさんも少なくない。さらに徳島には男声合唱団が他にも2団体あるが、やはりそれらの団体と同じレパートリーを並べていたのではつまらないと自分たちもまわりの人たちも思っているはず・・・やはり“自由奔放にきちんと歌う!”というのは、これからも課題として残っていきそうだ。

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−2009年8月15日更新−
© 2009 徳島男声合唱団「響」