[色者(しきしゃ)のぼやき] 第21回

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「第46回 徳島県合唱祭」

日時:2005年6月26日(日)
場所:徳島市文化センター  

今年の「響」の出演順は、午前の部のトリであった。 出し物は、昨年に引き続きコンクールの選択曲3曲(M1、M2、M3)。 自分にとっては、コンクールの選択曲をどれにするか結構重要な位置づけの演奏と考えている。

「Gloriosi principes terra」(M1)
ここ2年ほど響が選択曲として採用しているジャンルである“ポリフォニー”。 歌詞の意味が快活なかんじなので、決して暗くならないようにつとめたが、 いかんせん暗譜が不十分なためかとってもピッチが不安定。 加えてタテがそろっていないために、べたぁ〜っと流れてしまって全くしまりがなかった。 何より表情が悪い・・・コメント以上(=_=)

「Mirjamin laulu」(M2)
鬼門のフィンランド語ではあったが、M1にくらべると結構歌に表情があったと感じる。 この曲はセカンドが上手くないと台無しになってしまうところだが、 内声の雰囲気が漂っていて(ひかえめなのは自信がなかったのか?)結果オーライ♪ ってところか。3連譜の動きがやはり甘い・・・練習が不足しているとそろえるのは難しい。

「ひとり林に」(M3)
前2曲にくらべ安定度抜群!顔の表情もまるっきりちがう。同じ合唱団か?と思うほど。 そんなに日本語は歌いやすいのか!こちらの3連譜は、流れないで落ち着いた動きだったように思う。 前半〜中盤の風景描写から、後半の心中を歌い上げる部分の変化も上手くいった。 欲を言えば「わたしの胸は・・・」のところをもっと気持ち入れてほしかったか(^_^)v

以上3曲、出来はこの時期にしてはまあまあだったかも知れない。 いつも思うのだが、もっと自信をもって歌ってほしいということ。 おそれるもの&失うものはなんにもないので「自分はこういうふうに歌ってみたい」 というのを出してもらって「お、その歌い方いいね!」 っていうのがドンドン出てくるようにならないといけないんじゃないかと、色者的には感じている。 今回はじめて「響」のメンバーとしてステージにのった人も数人いたが、 若い人はどうしても緊張してしまったせいか表情が硬い。 こういうところは、ベテラン団員(断腸etc)などの歌ってる表情をもっとみせてあげて存分に楽しんだ後、 今度は自分たちが聴き手を楽しませてあげる快感を早く会得してほしいものである。

合同演奏は中学合同演奏が、非常に上手かったのが印象にのこった。 各学校で音取りして今日はじめて合わせたとは思えないほどの出来だった。 とくに男子生徒が一生懸命歌っているのがよかった。 まさに少数精鋭と言える!「花と一緒」はNコンの課題曲・・・ コンクールにあわせて曲想などは各学校秘密にしているハズなのに・・・ いいのかな?大人の変な勘ぐりはよくないね。

一般合同は、前半に合唱組曲「銀河鉄道999」から「出発」と「未来」、 後半は「アメージング・グレイス」と「ハレルヤ」。 2回の講習会でこのリズムがむずかしい前半の2曲を簡単に歌いきったところは正直スゴイと思った。 とくに学生の頑張りが効いたかな・・・この歌、今の学生さん知ってるの??? 後半の2曲は雰囲気にまかせて、色者は暗譜状態。まわりの迷惑も顧みず今年も “完全燃焼”させていただいた。


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−2005年10月24日更新−
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