[色者(しきしゃ)のぼやき] 第13回

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第13回「第44回徳島県合唱祭」・・・何と合唱祭のボヤキは初めてです(^^)!

日時:2003年6月15日(日)10:30開演
場所:徳島市文化センター

今年も昨年に引き続き“父の日”に「徳島県合唱祭」があった。 梅雨に入り、どんよりと曇って時々雨に見舞われる最悪の天気にもかかわらず 最近は観客数も結構増えてきたような気がする。。。なんでだろう? これこそ役員の方々による知恵ならびに努力のたまものであると考える。

毎年のように「徳島合唱団」の演奏で幕をあける。 今年も、例年どおり「徳島合唱団」はコンクール選択曲(混声)4つから 3曲をえらんで演奏(当然暗譜)・・・高田三郎の曲は、なにも感じずに歌うと 本当につまらない。うたっているほうの気持ちはひとつになっていたか?と 尋ねられると疑問(=_=)。2曲目の英語は、そこそこ歌詞を憶えたことに満足を 感じていたため、情緒的に歌えたかどうか疑問・・・だって英語の先生じゃない ので「歌いながら歌詞の意味を理解する」なんて技は・・・ない(^^;)。 3曲目のシュッツは、ボクの今回一番好きな曲。「これぞポリフォニー!」と 言わんばかりのながれるメロディーは・・・聴く人も魅了したはず!なんだけど。

4番目に「響」登場!! 今年は、徳島合唱団をおおいに意識して?(^^;)?、コンクール選択曲(男声) 4つから3曲を演奏した。。。で、今年のスゴイところは「3曲とも暗譜!」 これは徳島合唱団というよりも、5月末に定期演奏会をおこなったグリューン コールを意識したものではなかったか・・・ねぇ、団長?

1)「Sancta Maria,non est tibi similis(マリア様、御身に比ふべきお方はおわしまさぬ)」 (John Dunstable作曲)

今回、わたしの記憶が正しければ「響」がポリフォニーに挑んだのは初めてで あろうと思われる。こういう他のパートのうごきを意識しながら、自分のパー トは悠々とのって歌っていく・・・という歌い方は、したことなかったはず! そんな不安を抱えながら演奏に入る。文化センターは全く舞台上は響かないので、 よぉ〜く耳を澄まさないと他パートの音がきこえない。それが今回は幸いに転じ たのか結構みんな聞き合って、繊細な良い演奏に仕上がった。ピッチもあまり 落ちなかったのではないかな。何より「マリア様ぁ〜!」という“祈り”や “願い”の気持ちが出ていたのがよかったかな。みんな西洋人になってた?

2)「Ach vojna,vojna(ああ、戦争)」(Leos Janacek作曲)

このご時勢、やはりこういう曲は候補にあがってくると、気持ちを入れて 歌わざるをえない。。。しかし気持ちばかり高ぶっても、声がビシッととおって いないとどんなテクニックを使ってもダメだ!ということがわかったような 気がする。それと1曲目とちがい、これだけタテがそろっている曲はやはり 「ハモリ」を大事にしないと和音が崩れたら、ほんと聴きにくく、気分が 悪い・・・(-_-;)。おっさんたちの単なる「わめき」にしか聞こえない。 それならホントにヤナチェークさんお得意の「オペラ仕立て」でソロで 歌えばいいということになる。“ドラマチックに”という目的は、はかなくも 達成できなかったような気がする。。。聴きに来ていた母は「うるさぁ〜かった なあ、あの曲。あれが男声合唱っぽくてええんかいな?よおわからんわ。」 というコメントであった・・・そのとおりかも(;_;) ちなみに1曲目の母のコメントは「なんもわからんかったわ。もうあんな歌は 素人の前ではうたわんほうがええんちゃうで。」・・・この人は東洋人だから もうええわぁ(T_T)

3)「水路(男声合唱組曲「柳川風俗史・第二」から)」(多田 武彦作曲)

今回、母が大絶賛した曲!「日本語のメロディーがとってもきれいで、何を言よ るんかもようわかった。曲もよどむことなく流れていてよかった。」らしい。 実は一番今回練習不足だった曲。。。でもやはりこういう曲は「響」のみなさん 得意なんだよねえ(~o~)。でもここからどうやってもっともっと情緒豊かにして いくか苦労する曲でもある。むずかしいねえ。。。暗譜はしやすかったかな。

さてコンクールではどれを持っていこうか!?・・・悩む悩む<(_ _)> まあ、それにしてもよく短期間で3曲も暗譜して舞台にのることができたねえ。 絶対無理!だと思っていた。最初「楽譜もち可」とか言っといて、6月入ると 「暗譜だよ」なんて言うと「え?マジ?」とかいいながら、みんなついてきて くれた・・・スゴイねえ(@_@)&ありがとね(^_^)v

ちなみに合唱祭の最後は、去年に引き続き老若男女入り乱れての(?) 「合同演奏」で盛り上がった!男声は女声の約4分の1程度。中学生や高校生も 無条件でステージに駆り出される(徴兵制に近い!)。そしてもっと苦痛なのは 男声は中高生が舞台の最前列に押し出され(まあそれはビジュアル的にはいいの だが)、うしろからストレス発散とばかりに吠えまくるオッサン連中の声に、 たじたじとしながら歌わなければならないのである。。。これから若者たちに よる合唱の「すその」を広げるためにも、もうちょっと「やさしく」歌ってあげ られんかい??・・・と思ってしまった。なんちゃって、自分が一番ウルさか ったりする。。。反省m(_ _)m



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−2003年6月19日更新−
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